2代目、その64(放心状態)
年明けの翌日。
お葬式がとりおこなわれる。
ああ...これで本当にお別れなんだな...
なんか、気力が抜けてしまった。
けど、息子のロトの方が、きっと傷心してるはず...
そうだよな...
オレも、実感がない。
しかし、認めざるを得ない。
戴冠式だって行われる。
(何故かバグで文字が消えませんでした。
プレイヤーも気力が抜けてしまったので、アプリも腑抜けた?(笑))
ロト...いや、陛下。
国民として、陛下とは呼ぶが、デフロット陛下の遺言通り、オレは友人として接していこう。
きっと、ロト陛下もそう望んでいるだろうし。
とはいえ、なんだかポッカリと心に穴が空いたようだ。
レジナルドくんが勝負を挑んできたので受けたけど、なんか気持ちが入らない。
無性にルビーに会いたくなった。
たどり着いた先は、魔人の洞窟。
...
良かった、まだ追い付ける。
ルビーは強くなるために頑張っている。
オレの心情に気づいているのか、いないのか。
余計なことは言わない。
しかし、オレが腑抜けていたせいで、ルビーを守りきれなかった。
何やってんだ、オレは!
そうだ。
デフロット陛下は、いつだって国を守るために尽力していた。
ロト陛下も、王、ではなく父を亡くしたのに、
毅然とした態度で王位を継いだ。
オレは王ではない。
だけど、守るべきものがある!
いつまでも落ち込んだままでどうするんだ!
ふと手元を見ると。
レアスキルを手に入れていた。
陛下からの激励かな?
オレ、頑張ります。
ガノスから見ていてくださいね。
(なんか、妄想が広がりすぎて、前回、今回と書いててやたら辛かったです。PCが亡くなったらボロ泣きしてしまいそうです。)