2代目、その63(新年早々...)
新しい年だ。
パンケーキでお祝い、と思って用意したけどオニキスとお出掛け。
あとで食べよ...
さて、ロトは無事に騎兵になった。
騎士服が様になっている。
成人式を覗くか。
え...?
陛下がいない。
まさか...
しかし、式は進む。
母さんが隅っこに。
(はしっこにフォルティナが居るのでしょうが、見えないのが残念です。)
陛下が気になるけど、まずはティナに声をかける。
やはり美人だ。
ティオ「成人おめでとう!」
フォルティナ「おにいちゃん、ありがとう✨」
ティオ「母さんも引退したし、ティナが騎士を目指してみる?(笑)」
フォルティナ「それもいいな。そうしようかな♪」
え、冗談だったんだけど。
でも、そうなったらそれも楽しいな。
さて...陛下だ。
ああ...
デフロット「ティオ...」
ティオ「はい!」
デフロット「国はロトに任せる。ロトを支えてやってくれるか?」
ティオ「...! オレ...いや、私に出来るでしょうか...」
デフロット「政治や職務の助けをしてやってほしい訳じゃない。家族とは違う、親友として、変わらない存在であって欲しい」
ティオ「そんなことで良いのですか?」
デフロット「ああ、王としての責務から外れた友というのは、有り難いものだよ。私にとっての君のように。ロトにも、そのままで居てくれよ」
ティオ「...わかりました。必ず。」
友か。
オレは陛下に、今思うとしょーもないこととかも相談していたな。
けど、それを楽しく思っていてくれていたんだな。
少し気分が良さそうなときに、食べやすいものを差し入れするも。
ティオ「ありがとうございます、陛下」
穏やかに、いつもの陛下らしく。
最期まで変わらぬ方だった。
ロトは家族をつれて王の居室に移ってきた。
ロトの騎士服は半日だったな...