2代目、その49(この日が来てしまった)
年明けから数日後。
ついに...来たか...
昨日まで元気にしていたのに。
探索にも行っていたのに。
何はともあれ、食事にしよう。
最期に...なるのだろうな...
...なるべく傍に居ます。
レオナルド「ティオ、いるかい?」
ティオ「お義父さん、ここに居ますよ」
レオナルド「私が死んだら、家長はルビーだ。けれども、あの子はやはり優しく、どこか弱い所がある。...ルビーのこと、頼んだよ」
ティオ「...はい、任せてください」
時折、フラフラと外に出たり、
元気な素振りも見せる。
しかし否応なく、無慈悲に時は流れる。
お義父さん...
強く、優しい人だ。
もっと仲良くなりたかった。
もっと、話をしたかった。
けれども逝ってしまう。。
駆け付けた親戚の方々。
明日の葬儀にも来ると言い残して帰っていった。
翌朝。
オニキスも御機嫌斜めだ。
なんとなく、わかるんだな。
お義父さん、ガノスから見ていてください。
約束は、必ず守ります。